北海道取材 札幌・江別編

ryosengoku

2006年10月09日 11:48

 
北海道最後の夜に向け、ニセコから札幌に向かった我々取材班は、中山峠、定山渓から藤野、石山と走り、三軒ほど蕎麦屋によった。

 まずは正直庵。達磨グループ、つまり高橋邦弘名人のお弟子さんの店だ。つゆも翁系だが出汁の香りが、しながわ翁より若干強いか。山葵も辛味大根も、さらしたネギも美しい。そばは新そば、さすが旨い! 文句なし!

 二軒目は、そば畑。野暮ったさのある蕎麦屋だが、札幌郊外にあることを考えると、ぴったりくる。素朴だが美味しい。
 正直庵と比べなければ……というところだろうか。近所にあってほしい店だ。
 その後、阿佐ヶ谷にあった慈久庵の蕎麦に似た蕎麦をだす、○○庵に行った。蒸篭が白木、 カッコいいけど、衛生面ではかなり管理が難しいだろうなあと感じつつ食べる。新そばらしい香りもあり、なかなかの味。つゆも北海道というよりは藪系の甘辛で好きなタイプだった。
 しかし、辛汁だから先だけつけてくださいとか、薬味は蕎麦にのせて風味を味わってくださいなど、押し付けがましいことをいってくる店だからか、昼時なのに客がいない。店はこぎれいだし、雰囲気も悪くないのだが、理想の押し付けは人を遠ざけるのだろう。
 ちなみに店内の撮影はご遠慮くださいとのこと。生粉うちが1100円…これも抵抗があるので、推薦しないことにしよう。
 夜はkitaraで演奏会。世界レベルのリストのソナタ ロ短調に酔い、そのあとは……お酒に酔いました。(笑)
 で、だるまでジンギスカン、山頭火でラーメン・・・・アホですね。

 翌日、江別の蕎麦屋二軒。こちらもなかなか美味しかった。もう少しつゆが辛いといいんだけど、これが北海道スタンダードなのかもしれない
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