さぽろぐ

日記・一般  |札幌市北区

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2011年07月12日

三浦半島だけじゃない!

 地震調査委員会は、先の大地震による地殻変動で、三浦半島の地震の可能性が高まっているという見解をしめした。相模湾周辺は、相模トラフがあることで、東海沖地震が起こることは予想されていたが、ここまではっきりと三浦半島の活断層を名指しするのは珍しい。かなりの信憑性があってのことだ感じている。三浦半島にお住まいの方々はもちろんだけれど、東京湾に近い場所にお住まいのみなさんも、十分な準備をお願いしたい。

 心配なのは、なにも三浦半島に限ったことではない。
 北海道に住んでいても、心配は心配だ。
 とくに、泊原発が心配なのだ。

 泊原発の南には黒松内低地断層帯という活断層がある。この影響をどのように受けるかは、ほくでんが調査しているわけだが、それは地殻変動が起きる前までの話。いままでの常識は通用しない。

 そもそも、活断層だけが地震の要因だと考えることは、大間違いなのだ。
 兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)は、プレート内地震。これはどこで起きたっておかしくはない。とくに、大きな地殻変動が起きたあと、東日本各地で地震が頻発している現在、プレート内にはたくさんのエネルギーが蓄積されているのは間違いないのだ。

 奥尻の大震災は記憶に新しいが、1940年には積丹半島沖地震があったことをご記憶の方が少ない。1983年の日本海中部地震も後の阪神大震災のあまりにも悲惨な地震によって、人々の記憶から消えているかもしれないけれど、あの地震は津波が10メートル以上あったのだ。
 
 泊原発で津波を想定して、初めて訓練をしたのが今年の四月。福島の原発事故が起きるまで訓練したこともなかったことで、「想定外」であったことは明白である。「想定してたけど、訓練してなかったんです」というアホな返答をしようものなら、だれが北電に管理させるだろうか。

 泊原発の津波の想定は9.8メートル。つまり、今回の東北・関東大地震の津波どころか、日本海中部地震の津波よりも低い設定なのだ。30年間に2回も、10メートルを越えている津波が国内で観測され、多大な被害を受けていているのに、まだこのまま放置するということは、災害が起こることを容認している「未必の故意」に当たるのではないか?

 ビルで火災が起きたとき、安全策をとらなかった責任者は、刑罰を受けますね。
 原発も同じように、政府の担当者も電力会社の担当者も、逮捕されて懲役にすべきですね。いや、死刑もあっていんじゃないでしょうか? 実際に、福島では被災者が死を選ぶしかない状況になっているのですから。

 
   

Posted by ryosengoku at 10:34Comments(0)自然

2008年04月30日

魚の放流

 最近、小樽ジャーナルをよく見る。
 経験の少ないスタッフが多いのだろうなあという一面を感じながらも、 故郷のなかなか興味深い記事が載っているだけに、応援したいと思っている。

 そんな小樽ジャーナルに、市内の小学生が育てたイトウを石狩川に放流しに行くという内容の記事がでた。
 わずか24匹のイトウを話したところで大きな問題にはならないと思う。ブラックバスじゃないんだから。
 ただ、魚を放流するということを深く考えてやっているのかなあ……と、ちょっと考えてしまった。


 以前も書いたことだし、アウトドア雑誌にも書いたような気がするが、昔、盛んにキャンペーンを張っていた「カンバックサーモン」という流行にはいささか腹を立てていたことを思いだしたのだ。
 カンバックとはなんだったのか……私には真意わからない。
 放流したサケが川に帰ってくるという意味には聞こえなかった。
 サケがいなくなった川に、もう一度、サケを!と聞こえていたのだ。

 某メーカーの仕組んだ通り、たくさんのサケの稚魚は多摩川に放流された。

 しかし、サケは利根川が南限であるというのが定説なのだ。

 つまり……サケが遡上しない川に稚魚を放したわけである。
 カンバックサーモンってなに? つぎ込んだ宣伝費、利子をつけてカンバック!が真相ではないかと思ったものだ。


 魚の放流というと、まるでいいことにように思うかもしれないけど、一概にいいことではないと思う。
 いいことしている気分で、生態系をこわしているケースが多いのだ。
 そもそも遡上して産卵もできない魚を放すことは罪作りである。
 食用にしなくてはいけない魚なら論点は変わってくるけれど、企業利益や自己満足の「ゴッコ」で放流していいのだろうか?

 同じイワナやヤマメでも、住む川が違うと、若干の違いがある。
 進化の過程の途中で亜種のように、いまだって変化しているのだ。
 だから、違う川の魚を養殖して放流するもの厳密にいったら、いいとは思えないのである。

 放流記事を読んで、こんなことをちょっと思いだしてしまいました。
 子供に放流させるなら、そういうことも話し合ってからにしてくれるとうれしいな。
 魚を育てるのはとてもいいこと。
 住んでいた川に戻すのも素晴らしいと思う。
 子供は小樽の宝。大きく育って、そして小樽に帰ってきてね。^^


 ←健闘中! もう一歩です!  

Posted by ryosengoku at 15:57Comments(4)自然

2005年10月13日

E SPACE Illustrator's Work展2005

hatakawaz.jpg

 サラリーマン編集者時代からの知人で、イラストレーターのH氏が属するイラスト集団のグループ展に出かけた。
 会場に向かう途中、地下鉄の通路で面白いものを発見。江戸の古地図とジオラマがある。こういうのなんか好きだなあ。歴史博物館にあると、つまんないんだけど。(笑)  続きを読む

Posted by ryosengoku at 17:56Comments(2)自然

2005年07月23日

震度5弱?

yoyogi.jpg

 いま地震がありました。関東は震度5弱〜震度4程度。我が家は築三十年?って感じの木造アパートなので、とっても揺れました。一瞬、死ぬかも!っなことも思いました。阪神淡路大震災という恐ろしいものを見てしまったのと、病気で死にかけたことで、すぐに死を意識してしまうようになりました。
 なんだか、若い頃の自分とは同じ人間とは思えないなあ。  続きを読む

Posted by ryosengoku at 16:52Comments(2)自然

2005年07月16日

知床半島と世界遺産

 知床が世界自然遺産本決まりらしい。決まったことは、なんとなく喜ばしいような気になってはいるけれど、本当にそんなものに指定されたことが意義のあることなのかはよくわからない。
 自然を守り、動植物と共存してくことが必要であることは、いまの日本人ならば、ほとんどの人が知っている。ユネスコだかなんだか知らないが、人にいわれて「はい、守ります」では情けないではないか〜!  続きを読む

Posted by ryosengoku at 23:55Comments(0)自然

2005年07月02日

笠間クラインガルデン

 今日、テレビで茨城県笠間市にある笠間クラインガルデン(独・小さな庭)という施設を見た。
 ラウベと呼ばれる簡易宿泊施設がついた市民農園で、ログハウスのラウベは年間わずか40万円で借りられる。最大でも5年までしか貸してくれないのがちょっと残念。  続きを読む

Posted by ryosengoku at 18:12Comments(0)自然

2005年06月22日

採集家Syunさんの本

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「天国のいちばん近い魚」(さとう俊著)を読んだ。一流大学を出て大手損保会社に勤めたのに、働き盛りになってから、採集したり原稿書いたり……という浮き草稼業に転身した著者の半生が書いてある本でした。
 高給取りを捨てるのは「もったいないなあ」と思う反面、「不安は一杯あるけど、楽しいしょ?」と語りかけたくなったりして……。  続きを読む

Posted by ryosengoku at 10:32Comments(0)自然