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日記・一般  |札幌市北区

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2005年09月08日

ジンギスカンは自分で焼くもの

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 お好み焼きは地方によって、自分で焼いたり、店の人が焼くパターンに別れる。しかし、ジンギスカンは自分で焼いて食べるものだ。私はいままでもそう思ってきたし、これからもその概念は変わらない。

 中目黒、目黒、恵比寿、藤沢などに支店を持つ、かなりいい感じの店構えをした「成吉思汗と滋養肉料理 鐵玄」にいってきた。ジンギスカンの店でこれほどメニューの多い店ははじめてだった。私の心に不安がよぎったのはいうまでもない。
 馬刺、鯨刺、ゴーヤーのおひたしもあれば、比内地鶏焼き、名古屋コーチン焼き、薩摩地鶏焼きもある。メイシャントン(豚)も焼けば、ラーメンだってあるし、ラムカレーもある。つまり専門店でないばかりか、肉の総合商社だったのだ。

 さて、本題のジンギスカンだが、なんと野菜も肉も店の人が焼いてしまうシステムであった。野菜セットを頼んだ場合、最初の一人前の肉と一緒に野菜を半分焼いて、あとは追加肉と一緒に……と思っても、そのときはもう野菜は焦げてしまうから、無理矢理早く食べることになる。
 しかも、肉は一人前を全部、一度に載せられ、店の人が裏返すばかりか、「ミディアムレアくらいでお召し上がりください」と、肉だけでなく、世話もやいてくれる。確かに、よく焼くと硬い肉なので、あまり焼いてはいけないが、大きなお世話である。
 ジンギスカンというものを知らない人は、親切な店だと思うかもしれないし、ジンギスカンというのは焼いてもらって食べるものだと思うかもしれない。くれぐれも、そんな勘違いをしないように、啓蒙していかなくては!
 そして、なにより驚いたのが、たれの味であった。ウスターソースのような味がする。おい、おい、どうなってるんだよ……。

 とここまで読むと、店の批判をしているように聞こえるかもしれないが、この鐵玄という店は、ジンギスカンを食べなければ、値段は高いけれど、美味しい肉が食べられる飲み屋としてはいいと思う。ジンギスカンをメニューからはずしてくれたら、通ってしまうかもしれない。

 ジンギスカンはもうここでは食べないな。だってジンギスカン屋じゃないから。
 そう思った私に追い打ちをかけるように、最後に驚きのレシートが渡された。お通し300円。手もつけなかった漬け物だったけど、300円。やはり、飲み屋であって、ジンギスカン店ではないし、料理屋でもなく、飲み屋であった。

写真中央、生ラムジンギスカン盛り合わせ(生ラムロース・野菜) 1260円
右、マトンロースの鉄焼き 730円
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