HAC DE HAKODATE TOUR Vol.6

ryosengoku

2011年10月19日 12:30





 吹きガラス体験が終わると、A嬢が上目遣いに「海が見たいわ」というので、「ええじゃないか! 行こう行こう!」ということで、古い街並みを鑑賞しながら、ロマンチックな時間を楽しむことにした。ヨットに乗り、冷えたシャブリを飲み彼女とふたりだけの時間を……ハイ、ただの妄想です。(笑)
 自販機で買ったペットボトルのポカリスエットをベンチで飲んでおりましたとさ……。



 晴れてくれたのはいいのだけれど、ペットボトルが飛ばされるくらいの強風。海の男は潮風を感じながら、故郷を思うのであった。



 ラッピとハセストが並んでる! 一気にテンションがあがる。(笑)
 いまここで食べたら、このあと食べられるかなあ、やめたほうがいいよなあ……こういうことになると、真剣に考える我々取材班であった。


 再び電車に乗り、次は函館どつくへ。大正湯の近くにある「蕎麦蔵」に行きたかったのだ。勝手に新島繁さんの後継者を自負するわたくしなので。



 電停から蕎麦蔵に向かう途中、「安心宿」なる民宿を発見! 何がどう安心なのかなあ。2500円と書いてあるので「会計が安心」なのだろうか? こういうのを見ると、泊まってみたくなってしまいますね。



 普通なら、大正湯に入るところなのだが、今回の目的は蕎麦なので、向かいにある「蕎麦蔵」へ。蕎麦と蔵……小樽の薮半みたい。もしや、いかつい顔の親爺がいるんじゃなかろうか?(笑)





 右側のテーブル席が蔵の中なので、迷わず蔵へ。
 いかつい親爺ではなく、にこやかな親爺さんが接客してくださいました。
 函館は小樽同様、接客に難がある街といわれているけれど、どうしてどうして、実に気持ちがいい店ばかりじゃないか! 店のチョイスが正しいからだとは思うけれど。



 蕎麦は十割りの「ざるそば」大盛。
 海苔かけではなくても「ざる」と称する店は、ポリシーがある店に決まっているが、薬味がネギだけというのは、なかなか珍しい。蕎麦は香りが弱く、透明感がある。十割といっても挽きぐるみではなく、でんぷん質の多い更科湖が多く入っているのかもしれない。
 つゆは出汁が効いていて旨い。蕎麦が負けるくらい旨い。そば湯を入れると旨いので、塩分をとりすぎた。これくらいのレベルの店なら、蕎麦猪口を使ってもらいたいな。

 帰り際、玄関まで笑顔で見送ってくださった。こういう店が北海道にたくさん増えてもらいたいものだ。笑顔は原価に入らないけれど、商品価値はあがるのだから。



 蕎麦蔵を出て。電車通りまで降りようと思ったら、また蔵を見つけてしまった。雑貨屋でギャラリーで、カフェ? そりゃあ、入らないわけにいかないしょや! というわけで、「三日月」と書かれた建物に入った。頭のなかに、♪旅ゆけば〜みかづき〜 ホテルみかづーき〜! というCMソングが流れたことは内緒なのだ。(笑)
みかづき工房は、 gallery&caféであり、古建築再生運動もしています)



 ここは、明治13年に創業した元質屋。蔵のギャラリーに入る。なんとなく、セピアで表現したくなった。



 個性的な雑貨が目を引くのだが、A嬢は焼き物に興味津々。しばし、止まって動かない。私は私で、古い建物のディティールを見るのが好きなので、梁や配線を見ていて「20Аなんです」と教えられて、うひょ〜!となったりするのであった。 




 雑貨、ギャラリーを見たあとは、しばしオーナーさんと談笑。
「カイ」「HO」「poroco」がおかれていて、なぜか喜ぶ我々。(笑)
 caféでアイスミルクティーをいただき、ゆったりする。
 いい時間だ。



 電車通りに戻って、次の行き先を目指そうとしたとき、「きた〜! ハイカラ号や!」と、はしゃぐオレ。鉄ではないけれど、見たかったのだ。雨が降ったら走らないと聞いていたので、晴れてよかった。



 みかづき工房さんに紹介してもらった古民家カフェMOSSTREES。緑色の外壁もいい! うちの事務所が入っている逍遙館の緑とちょっと似ている。



 ベーコンとキャベツのパスタ+オレンジジュースのランチ。
 地元の人のオススメの店で、古民家。
 こういうところにも入らないとね。
 
 というわけで、ちょっと疲れ気味の我々は、ここでのんびりと遅いランチを楽しんだのであった。

 ←クリック強化月間です! 宜しくお願いいたします!

関連記事